NPO法人 プログラミング・アカデミーについて

 2020年の「学習指導要領」改訂から、小学校でプログラミングが必須科目になりました。
 しかしこれは、何も小学生のうちからプログラマーを養成するわけではなく、その目指すところは、「児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」を目的としています。
 なんだか難しそうな言い回しですが、分かりやすく言えば、「論理的な思考力」を身に付けるために、その教材として、論理的思考の積み重ね以外の何者でもないコンピュータプログラムに、実際にタッチしてみましょう、ということです。

 私達、NPO法人プログラミング・アカデミーでは、かねてより、子供たちの「頭の体操(決して、教育とか学習と言った大上段に構えたものではありません)」として、「プログラミン」や「viscuit」「Scratch」といったビジュアルプログラミング言語を用いて、プログラミングの楽しさを伝えてきました。それは同時に、プログラムを作るための論理的な考え方のトレーニングの場を提供することにもなっていました。

 近年は、大人でも認知症予防のためとして「頭トレ」が流行っていますが、その内容は、読み書き計算、ゲームや折り紙、紙粘土、手芸、塗り絵など、おおよそ いい歳をした大人が熱中するには、いささか距離を感じてしまうモノが目立ちます。
 まだまだ認知症には程遠いと自負しながらも、物忘れがひどくなってきたり、ミスが多くなってきたりして「予防」を意識してくる中高年期世代(人によってく壮年期世代からも)には、無意味な四則演算やゲームには興味を持つこともなければ、長続きもしません。

 そこで私達は、子供たちを対象にしていた「論理的な思考力」の鍛練を認知症予防の一助としてもらえるよう、大人を対象にしたプログラミング口座も開講するに至ったのです。
 しかし、大人を対象とすると、子供向けのビジュアルプログラミング言語では、実社会に使える実用的なスキルが身に付くわけでもなく、単に「頭の体操です」「論理的な思考力の練習です」と言ったところで、実用性がなければ、話を聞いただけで、ハイそれまで。
 大人を対象としたプログラミング口座は、大人の興味を掻き立てたり、実用性を感じてもらえるような言語を教材に選ばねばなりませんでした。そこで、様々なコンピュータ言語を教材として試したところ、実用性のある言語としては、ウェッブサイト(いわゆるホームページと呼ばれるサイトページ)を構築する「HTML」や「CSS」「JavaScript」といった、ブラウザがあればすぐに結果が目で見える言語が。そして、大人の興味を掻き立てた言語が、このサイトで取り上げている、「MQL」言語です。
 「MQL」は、FX(外国為替取引)の自動売買ツール「MetaTrader」で使われる言語ですが、プログラミング言語の代表格である「C」とは非なれど似るところもあり、作り込んでいけば、色々と複雑な処理を組み込むこともできる一方、スクリプト言語のようなな簡単な言語なので、初心者でも比較的敷居が低いプログラミング言語でもあります。
 そして、何よりも大人の興味を惹くのが、プログラムで扱う対象物。このプログラムは元来、FXトレードに使われるプログラム開発環境ですが、「MetaTrader」にはデモ口座という仮想口座があって、そこでは実際にお金を使うことなく、現実のマーケットで、ゲームのように巨額の取引をシミュレーションすることができるのです。
 ですから、MQL言語を使ってプログラミングの「論理的な思考力」を身に付けられれば、たとえ仮想の取引とはいえ、頭をひねって考えに考え抜いたプログラムを動かして、口座の残高が増えれば大喜びしてさらなるプログラム改良に励まれますし、逆に失敗して残高が減れば、「どこが悪かったんだろう」と熟考してはプログラムの修正ポイントを探して修正し、その成果をすぐ目で見て一喜一憂されます。

 意味なき四則演算に長時間没頭し続けるするのは、なかなか難しいですが、「MetaTrader」のデモ口座で遊ぶ分には、お金を一切使わず、それでいて何円とか何ドルといった、より親身に感じられる数字が踊る姿を見ていられるので、興味を引き続けさせてくれます。
そしてプログラムは、一旦完成したと思っても、新しい改良ポイントを思いつけば、永久に改良し続けられますから、終わりのない脳トレを続けることができます。
 NPO法人プログラミング・アカデミーでは、この大人にも興味を持って続けていただける「MQL」言語と「MetaTrader」を教材にした、「頭の体操」教室のご案内として、当サイトを立ち上げました。ぜひ長続きする「脳トレ」で、認知症予備軍とならぬよう普段から論理的思考に励んだ生活を心がけてください。